アメリカの田舎に来て変わったこと、変わらないこと
こんにちは、喜名子です。
今日は家の中のお話です。
アメリカに引っ越して以来、生活の仕方が変わってきたな、と思います。
日本では1人暮らし、アメリカに来てからは夫との2人暮らし、ということはもちろんあります。
でも一番違うのは、物を捨てなくなったこと。
日本にいた時は、ミニマリストやシンプルに家の中を整える、その考え方がとても好きで、自分でもよく片付けていたのですが、アメリカの田舎にやってきて、思わぬ現実に気づきました。
「好きな時に必要な物が買えない」
現在暮らしている町には、郵便局以外何もありません。
スーパーや銀行、図書館、教会、何をするにも隣町に行っています。
隣町はこの地域では一番大きい町で、距離は車で約30分ほど。
1日に何回も往復はできないので、ボランティアに行く時に、街で必要な用事もまとめてするようにしています。
隣町にはウォルマートがあるので、食品や日用品など、大抵のものが揃います。
とはいえ、キッチン用品や家庭用品など、日本のように可愛いものがお値段も手頃で売られているとは限らないのです。
むしろ、ドルが高くなったせいか、「え、これくらいのもので、こんなにするの!?」と驚くことも多くなりました。
日本にいたときは、電車の乗り換えの時などにちょっとデパートやショッピングセンターに寄るのはごく当たり前のこと。
イオンもユニクロも無印もイケアもあったし。
楽しかったなぁ…。はるか遠い日々のようです。
簡単に買い物ができない環境になって、私は物を捨てなくなりました。
昔のおばあちゃんのように、すぐ使わないものも、「取っておく」。
たとえば、オークションで買った箱に詰め込まれていたキッチンクロス類など。多少趣味が違っても、捨てません。洗ってまとめて、保管しておきます。
服もそう。
ボランティア先では本当に服が汚れるし、庭や森で作業をする時も同様。
着古した服や企業ロゴが入ったTシャツなども重宝しています。
すぐ着ない服も洗って整理しています。
サイズが合わない物やもう着ない物は、年に2回ある、教会のヤードセール用に回します。
とはいえ、問題は収納スペースなのです。
今住んでいる家がアメリカの家としては多分珍しい、ワンルームの1軒家で、収納が限られているのが悩みの種です。
夫のお姉さんの家や、義理の娘(夫の娘)の家に行った時、本当にちょっとしたスペースにも扉付きの収納が作られていて、感動しました。
地下室もあるしで、思い描いていたアメリカンなお家がそこにありました。
…うーん、一方、我が家は壁にワイヤーの棚板が付いたオープン収納なんですよね。
今の課題は、多少のストックを持つことと、家の中のスペースが限られていること、その兼ね合いが難しくて、いまだに試行錯誤中です。
庭に物置代わりの小屋(shed)があるので、そこにシーズン外の物やストック品を収めようかと……。
収納に悩むのは日本での暮らしと変わらないところかもしれません。
理想の形は、家の中はシンプルに。物が少ない暮らし。
でも、必要はものは物置に揃っている、という感じに。
持ち物をギリギリまで減らすよりも、身の回りの物は減らし、ストックは別に持つという方法が心地よい、そんな田舎暮らしをしています。
もうひとつ。
アメリカに来て、結構停電があることに気づいたのです。
サンダーストーム、ウインターストーム、アイスストーム。雷雨に氷、雹、強風となると、大きな木が電線に倒れ、停電になってしまいます。
復旧するのに数日かかったり。
10年くらい前に停電が1週間以上続いた時、家庭用の発電機を入れたよ、なんて話も聞きました。
我が家は水は地下水をポンプで汲み上げ、ガスはなし、電気頼みの生活です。
停電にも備えないと…。
やはり食品や衣類などのストックも必要かな。
場所が変わると暮らしのスタイルも変わりますね。
色々試しながら、快適なスタイルを作っていきたいなあ、と思っています。
☆今日も読んでくださってありがとうございました☆
喜名子(きなこ)
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国際恋愛の先にあるビザ手続き、夫や家族との関係、海外移住。国際結婚したその先が見えてくる
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