喜名子のアメリカ田舎暮らし

アメリカの田舎に暮らす50代の女性のブログです

夫婦別行動の週末

こんにちは、喜名子です。

 

週末は日曜日が父の日でした。

今回、私と夫は別行動で、私は留守番、夫は前の奥さんと去年結婚した娘とその夫を連れて、古くからの友人の娘さんの大学卒業をお祝いするホームパーティ(graduation)に行っていました。

 

前の奥さんの家まで車で3時間半、そこから娘の家が1時間、さらにそこから友人の家が……何時間だろう、2時間で着くのかな。

というくらいの移動距離になります。

 

実は、パーティの誘いを電話で受けた夫に、「次の週末ね」と言われた時にはもう、私の心は決まっていました。

「悪いけど、今回は行かない」

「なんで? 前の妻も来るし、娘も来るよ」と言う夫。

 

今回、パーティの招待があった夫の友人とは何回か会っていて、昨年は彼の息子さんの卒業パーティに私も付いて行きました。

それでどんな雰囲気なのかは、一応わかっています。

 

その時は夫の前妻と娘は来ていなかったのですが、夫の話から、職場の友人だった彼とは家族ぐるみの付き合いで、子供が小さい時には一緒に旅行にも行っている、ということも聞いていました。

両家は家族ぐるみのお付き合い、というわけなのです。

 

今回は夫が前の奥さん、娘夫婦も迎えに行って、その夜は前の奥さんも一緒に娘宅に1泊する予定。

前の奥さんと娘と彼女の学生ローンの返済について相談することもあるというし、日曜日は父の日。

娘さんからはきっとカードくらいはもらえるでしょう。

 

…となると。

色々考えるに、私が行く理由が全く浮かばない……。

長時間ドライブは心配で、一緒にいてあげたかったけれど。

 

とはいえ、まだまだ様子のわからない夫に、仕方なく、去年あった彼の娘の結婚式の話をしました。

キンドルで出した本にも書いたけれど、それは私にとってなかなか大変な経験でした。

 

披露宴で、一緒のテーブルにいてくれた夫のお姉さんと弟さん夫婦が夜8時頃に帰ってからは、私は本当に1人ぼっちだったのです。

「いや、このあたりの道は田舎道で真っ暗だから、運転するのが怖くてねえ」なんて言いながら、申し訳なさそうにみんな帰って行きました。

 

娘の父としてあちこちに挨拶、久しぶりの友人との会話を楽しむ夫は、ずっとテーブルには戻らなかったので、少なくとも披露宴の片付けをみんなで始めるまで、2時間ほどは私は1人で過ごしていました。

 

思い出すと悲しくて、夫にその時のことを話すと、びっくりした様子で、「君が1人になってたのは知らなかった」と言いました。

 

普通のパーティーなら、知らない人とも普通に話せたかもしれない。

でも、その人が前妻側なのか、夫側の招待客かもわからない中、自分で自己紹介して回るのは変に感じました。

「○○の新しい妻です」って言うの……??

 

正直、結婚式に招待してくれない方が、親切だったかもしれません、私的には。

 

私達が夫婦として知り合っている人々、たとえばボランティア先とか、教会の人々と会うのとは全く違う。

 

夫の前婚時代の付き合いのパーティだと、常に夫の「新しい奥さん」、という自分になってしまう。

前の奥さんとも娘とも仲良し、私達は拡大家族です、というのならいいのかもしれないけれど、どうも私はそういうタイプではないようです。

 

実際、前の奥さんはとてもいい人で、嫌なことを言われた記憶が一切ありません。

夫との仲も良好です。

それでも、夫を挟んで一緒にパーティに出る、と考えると落ち着かない。

自分の立ち位置がわからなくなってしまう。

 

私にとって義理の娘になる、夫の娘ちゃんは、誰に対してもあまり表情が出ない人。

でも、がんとして結婚式に弟を招かなかったところなどを見ると、意志が強いんだろうな、という感じもあります。

 

去年私の携帯番号も渡したけれど、特に反応はありませんでした。

今年は、彼女の誕生日にショートメールを送ってみようかな、なんて思っていますが。

私のことをどう思っているのかは、わからないかな……。

 

 

まあ、いろいろあるところで。

それぞれの人間関係を分けた方が、楽じゃないか、と思うのです。

考えすぎかもしれない。

けれど、別行動の週末を過ごす、と決めて、久しぶりに楽しんできてね、と送り出しました。

それが今の私の快適な選択なのでした。

 

結局、夫は背中の痛みと共に帰宅。

「雷雨が降ってくるし、身体は痛いし、運転できるか心配になったよー。それでイブプロフェンを飲んだんだ」

 

う。

運転を代わってあげられなかった罪悪感が……。

 

父の日について尋ねると、

「息子がショートメールで父の日おめでとうってメッセージを送ってきた。その後、車のことでお金を出してほしいというメールが」

「……娘ちゃんは」

「父の日おめでとうって言ってくれたよ。今朝はパンケーキが食べたいと言うのでみんなでカフェに行って。それが結構高い店だったから、自分の分は払ってきた」

……この場合、お会計の正解はどうでしょう。ちょっと難しいですね。

 

さて。私の方の週末はいろいろはかどりました。

お片付けもできましたし、自分の好きなものを作って食べたりと、ゆっくりできましたし。なかなか良い時間が過ごせました……。

 

きっとこれからも夫側の人間関係にどんな感じで、お付き合いするのか、毎回こんな感じで悩むんでしょうね。

そんな予感がした週末となりました。

 

 

☆今日も読んでくださってありがとうございました☆

 喜名子(きなこ)

 

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