喜名子のアメリカ田舎暮らし

アメリカの田舎に暮らす50代の女性のブログです

ココアと2人の男性

こんにちは、喜名子です。

今週のお題「あまい」。

 

心に浮かんだのは、ココアが好きだった天国の父のことです。

 

昭和1ケタ生まれの父は、あまり笑わない怖いお父さん。

でも頼れる父親でした。

 

自分も大人になって、子どもの頃にはわからなかった父のさまざまな面に気付いたりもしましたが、それでも父は家族に対して責任ある父親であろうとしてくれた、そのことはわかっています。

 

そんな父ですが、結構甘いものが好きで、冬の寒い時期にココアを作ってくれたのを思い出します。

 

お気に入りは缶入りのバンホーテンのココア。

片手ナベを弱火にかけて、少量のミルクで練りながら、ゆっくりとミルクを足して熱々のココアを作り、子ども達にも振る舞ってくれました。

 

兄には「男は台所に入るな」なんて厳しかったのに、なぜかココアだけは自分で作っていた父。

そこにどんな思い入れだったり、思い出があったんだろう…。

そんなことを思いました。

 

さて、ココアでつながるのが、今の夫です。

 

健康的な食事を心がけている彼ですが、甘いものは別のよう。

クッキーやアイスクリームが大好きでキッチンにはいつも常備されています。

 

ココアも大好き。

やはり冬の寒い日に、夫のためにココアを作ってあげていると、目を輝かせながら、

「Cocoa? Cocoa?」

と寄ってきます。

(ココア自体はウォルマートのお手頃価格、Great Valueのものですが)

 

そのCocoaの発音が「ココ」に聞こえて、「ココ? ココ?」と言う夫が妙に可愛らしく見えるのでした。

 

子ども達がティーンの頃は、彼が「Cocoa」という度に、娘から「"Hot chocolate"....」と無表情に訂正されていたとか。

私にはその差がよくわからず、夫もよくわかっていないのですが、なんとなく年頃の娘には勝てないんだな、というのはわかりました。

 

父は生きていたら、87歳。もしすごーく長生きしてくれていたら、夫に会えていたかもしれません。

海外で離婚して日本に帰国した娘を心配していただろう父。

 

「この人と出会えたんですよ」

父に夫を紹介したかったな、と思いました。

 

ココアは私の心の中で、2人の男性とつながっています。

 

 

☆今日も読んでくださってありがとうございました☆

 喜名子(きなこ)

 

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