私は私、でもう十分
こんにちは、喜名子です。
この記事は書いてから、どのカテゴリーにしようか、ちょっと迷った記事になりました。
私と夫は結構年齢差があるのですが、よくお互いの子供時代とか、若かった頃の話をします。
それぞれの国で過ごしていたし、私が知らない時代を夫は知っています。
なので、お互いの話をすることで、ああ、同じような経験をしてる、とか、わぁ、そんなことがあったんだね、なんて色々発見があるのです。
ある時の話題は、いじめ。
いじめは英語でもbullyという言葉もあるし、映画の「キャリー」や「フォレスト・ガンプ」、主人公がひどいいじめにあっていたのを思い出します。
私にもいじめられた経験があります。
今でも一番覚えているのが、小学校の時、運動会などである50メートル走だったか、100メートル走だったか。
7人くらいで一緒に走って、4位にでもなれば上出来だったのに、ある時なぜか3位になったことがありました。
親もびっくりして、珍しく、ご褒美に新しい文房具を買ってくれたのです。
本当にささやかな、かわいい鉛筆とか消しゴムとか、それくらいだったけれど、珍しくもらったご褒美は本当に大切なものに感じられました。
でもその文房具は、当時の一番仲が良かった友達に奪われてしまいました。
意味がわかりませんでしたね。え、友達じゃなかったの??と思って。
なんで友達にそんなことをするんだろう…と悩んで、「ああ、友達じゃなかったんだ」と結論を出したのを覚えています。
だって、友達なら、大切なものを取り上げようなんて、思わない。
だからそんなことができる人は友達じゃない、と思いました。
他にも中学校時代の話とか、海外で暮らしている時の話とかもあります。
基本的には自分だけ無視されるとか、他の人とは違う対応をされる感じでしょうか。
今考えてみると、いじめって、理由がないんじゃないか、と思うのです。
理由を聞かれれば、相手が生意気だとか、図々しいとか、色々言うのかもしれない。
でもそれでいじめようとか、意地悪をしようとか、がわからない。
そんなの理由になるの?と思う。
単に自分がその人のことを「気に入らない」だけ。ですよね…?って。
夫もいじめられたことがあるそうです。
大人になってからだから、嫌がらせになるのかな。
それは学生の頃、アルバイト先のスーパーマーケットだったとか。
勤めている年数で時給が自分だけ上がったら、みんな順番に入っていたキャッシャーでの業務に、彼だけ入れなくなったそうです。
で、倉庫で品出しをしてろと仲間に言われ、ずっと倉庫での作業。
本人はキャッシャーでお客さんの相手をするより、倉庫で作業する方がいい、どっちにしろ同じお給料なのだからと言っていました。
このケースは彼だけ時給が上がった、という理由があるけれど、じゃあ、時給が上がったらその人達全員、嫌がらせを受けるのか?という。
嫌がらせをしてくる人と仲良くする気もないし、と言うので、確かに子供の頃は自分が嫌われるとショックなので、無視をされても、自分は明るく挨拶をしたりして、「好きになってもらいたい」「普通に接してもらいたい」という気持ちもあったけれど、もうそういうのもないね、ということになりました。
自分に色々欠点があるのは知っています。
子供の頃は、かわいくないとか、愛想がないとか、生意気だとか言われました。
あ、他にも鈍いとかもありました。
でも誰もが完全ではありませんので…
私は私、で十分ではないかと。
他の人と差を付けたり、自分だけ無視されている時点で、その人達は自分とは関わりたくないのだから、もういいかな。
最近思うのは、人生で使える時間は本当に限られている、ということ。
それならば。
うちはうち、他所は他所。ではないけれど。
私は私、あなたはあなた、で笑っていよう。
少なくとも自分は精一杯、自分自身を肯定してあげよう。
そうして、お互いが自分らしくいられればそれが一番。
自分の心を不自由にするのではなく、自由にすることを考えよう、そんなことを思った夜でした。
☆今日も読んでくださってありがとうございました☆
喜名子(きなこ)
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国際恋愛の先にあるビザ手続き、夫や家族との関係、海外移住。国際結婚したその先が見えてくる
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