喜名子のアメリカ田舎暮らし

アメリカの田舎に暮らす50代の女性のブログです

私は私、でもう十分

こんにちは、喜名子です。

 

この記事は書いてから、どのカテゴリーにしようか、ちょっと迷った記事になりました。

 

私と夫は結構年齢差があるのですが、よくお互いの子供時代とか、若かった頃の話をします。

 

それぞれの国で過ごしていたし、私が知らない時代を夫は知っています。

 

なので、お互いの話をすることで、ああ、同じような経験をしてる、とか、わぁ、そんなことがあったんだね、なんて色々発見があるのです。

 

ある時の話題は、いじめ。

 

いじめは英語でもbullyという言葉もあるし、映画の「キャリー」や「フォレスト・ガンプ」、主人公がひどいいじめにあっていたのを思い出します。

 

私にもいじめられた経験があります。

 

今でも一番覚えているのが、小学校の時、運動会などである50メートル走だったか、100メートル走だったか。

7人くらいで一緒に走って、4位にでもなれば上出来だったのに、ある時なぜか3位になったことがありました。

 

親もびっくりして、珍しく、ご褒美に新しい文房具を買ってくれたのです。

本当にささやかな、かわいい鉛筆とか消しゴムとか、それくらいだったけれど、珍しくもらったご褒美は本当に大切なものに感じられました。

 

でもその文房具は、当時の一番仲が良かった友達に奪われてしまいました。

意味がわかりませんでしたね。え、友達じゃなかったの??と思って。

なんで友達にそんなことをするんだろう…と悩んで、「ああ、友達じゃなかったんだ」と結論を出したのを覚えています。

 

だって、友達なら、大切なものを取り上げようなんて、思わない。

だからそんなことができる人は友達じゃない、と思いました。

他にも中学校時代の話とか、海外で暮らしている時の話とかもあります。

基本的には自分だけ無視されるとか、他の人とは違う対応をされる感じでしょうか。

 

今考えてみると、いじめって、理由がないんじゃないか、と思うのです。

 

理由を聞かれれば、相手が生意気だとか、図々しいとか、色々言うのかもしれない。

でもそれでいじめようとか、意地悪をしようとか、がわからない。

そんなの理由になるの?と思う。

 

単に自分がその人のことを「気に入らない」だけ。ですよね…?って。

 

夫もいじめられたことがあるそうです。

大人になってからだから、嫌がらせになるのかな。

それは学生の頃、アルバイト先のスーパーマーケットだったとか。

 

勤めている年数で時給が自分だけ上がったら、みんな順番に入っていたキャッシャーでの業務に、彼だけ入れなくなったそうです。

で、倉庫で品出しをしてろと仲間に言われ、ずっと倉庫での作業。

 

本人はキャッシャーでお客さんの相手をするより、倉庫で作業する方がいい、どっちにしろ同じお給料なのだからと言っていました。

 

このケースは彼だけ時給が上がった、という理由があるけれど、じゃあ、時給が上がったらその人達全員、嫌がらせを受けるのか?という。

 

嫌がらせをしてくる人と仲良くする気もないし、と言うので、確かに子供の頃は自分が嫌われるとショックなので、無視をされても、自分は明るく挨拶をしたりして、「好きになってもらいたい」「普通に接してもらいたい」という気持ちもあったけれど、もうそういうのもないね、ということになりました。

 

自分に色々欠点があるのは知っています。

子供の頃は、かわいくないとか、愛想がないとか、生意気だとか言われました。

あ、他にも鈍いとかもありました。

でも誰もが完全ではありませんので…

 

私は私、で十分ではないかと。

 

他の人と差を付けたり、自分だけ無視されている時点で、その人達は自分とは関わりたくないのだから、もういいかな。

 

最近思うのは、人生で使える時間は本当に限られている、ということ。

それならば。

 

うちはうち、他所は他所。ではないけれど。

私は私、あなたはあなた、で笑っていよう。

少なくとも自分は精一杯、自分自身を肯定してあげよう。

 

そうして、お互いが自分らしくいられればそれが一番。

 

自分の心を不自由にするのではなく、自由にすることを考えよう、そんなことを思った夜でした。

 

 

☆今日も読んでくださってありがとうございました☆

 喜名子(きなこ)

 

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