喜名子のアメリカ田舎暮らし

アメリカの田舎に暮らす50代の女性のブログです

Veteranのアメリカ

こんにちは、喜名子です。

 

今週は火曜日が独立記念日(4th of July)ということで、土曜日から4連休、さらには金曜日も仕事などを休んで早々に週末に入る人もいて、なんとなくお休みムードが高まっています。

 

教会でも、ウォルマートでも、星条旗モチーフのTシャツを着ている人や、青と赤をテーマにした装いの人をよく見かけました。

玄関先に国旗を立てているお家も多いです。

 

そんな、アメリカを感じる週末(継続中)ですが、ふと思ったことがあります。

 

それは映画『アメリカン・スナイパー』(クリント・イーストウッド監督作品)を見ていた時のこと。

 

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映画の中で軍人や退役軍人(veteran)が描かれていることって、多いんじゃないか、と思ったのです。

 

トム・ハンクスが好きなこともあって、よく見ていた『フォレスト・ガンプ』ではフォレストはベトナム戦争に従軍していたし、『プライベート・ライアン』の舞台は第2次世界大戦。

『トップガン』では、トム・クルーズ演ずるマーヴェリックは海軍のパイロットです。

『アメリカン・スナイパー』ではイラク戦争が描かれています。

 

映画の中だけでなく、普段暮らしていて、veteranを意識することもよくあります。

 

身近なところでは、先日お茶に来てくれたご近所さん、旦那さんは若い時に陸軍に所属していて、ベトナム戦争に行っていました。

 

教会でよく会う女性の旦那さんも同じく陸軍での経験があり、息子さんの1人は現在も空軍に所属。

お父さんが軍人で、元旦那さんが元軍人だった女性。

夫の家族や友人にも軍隊経験がある人が複数います。

 

軍隊経験、と言えば、「Service」という言葉には、軍務、兵役の意味もあります。

兵役経験者に対して、「Thank you for your service」と言ったりします。

 

ロイヤルカリビアンでのクルーズ旅行で印象的だったことの1つが、veteranへの感謝イベントがあったこと。

 

そこには多くの人がいて、司会者が「陸軍軍人、あるいは退役した方」と、陸海空、さらに海兵隊、そこからナショナルガード、警察etcと次々に呼びかけ、手を挙げた人々に皆で拍手をしていきました。

 

驚くほどの人が手を挙げていたのを覚えています。

同時に、人生の一時期を軍人として奉仕する、という考え方があることも教えられました。

 

第2次世界大戦後も、実際に戦争を経験しているアメリカ。

日々の暮らしの中に、Veteranの姿があります。

 

一方で、そこには、光だけでなく影もあります。

 

軍隊経験者の社会復帰への苦しみを描いた、シルベスター・スタローンの『ランボー』という映画もありました。

先日はニューヨークの地下鉄で窒息死したホームレス男性の事件、訴追されたのは元海兵隊員の男性でした。

『アメリカン・スナイパー』では、戦争で負ったPTSDに苦しむ元軍人の姿が描かれていました。

 

それでも、軍で国のために奉仕した、そのことに対する尊敬を確かに感じるのです。

それもアメリカのもうひとつの姿なのだ、そんなことを思った週末でした。

 

『アメリカン・スナイパー』、映画のラストは実際の映像が流れ、物語は終わりました。

 

 

☆今日も読んでくださってありがとうございました☆

 喜名子(きなこ)

 

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